5月の家族へメッセージ


5月は気候もよく気持ちのよい季節ですね。
空の青さ、心地よい風、目には新緑の若葉が映り、自然から元気をもらえます!そんな季節です。

ところが、・・・
「五月病」といわれるように、人によっては精神的につらくなることもあります。
新しい学校、新しい職場、新しい環境になってひと月が経ち、すぐに溶け込める人はいいのですが、その人の生まれ持つ気質や育ってきた環境・習慣によっては、新しい環境になかなか馴染めない人もいます。

こうしたケースでは、「もう行きたくない」「逃げたい」「どうしたらいいかわからない」と現実逃避したくなることが起きるのです。

ここまで読んで、思い当たる方いらっしゃいますか?
ご家族にそのような傾向のある方いらっしゃいますか?
2~3割の方はいらっしゃるかもしれませんね。

もし、ご自身が、あるいはご家族がそうだとしたら、早めのご相談をお願いします。
悩んでいる期間が長くなればなるほど、前を向くチャンスが遠のきますし、回復のための「よい考え方」を身につけるのも遅くなります。

また、あきらめてしまうと「停滞している状態」に慣れてしまい、脳がそれを心地よく感じてしまうことがあります。
そうなると、そこから抜け出すことは大変なことですし、自立した社会生活は困難になってしまうことがあります。

ですから、早めに専門家を一時的に頼っていただいていいのです。
欧米に比べ日本ではカウンセリングの普及がたいへん遅れています。
経済的には先進国であるのに、精神的には後進国のようです。

学校でも家でも教えてもらっていない「人生についての考え方」や「人間とはなにか?」「幸福とはなにか?」「個人と全世界とのつながり」などなど深く知ることで、生きる喜びや楽しさについても知ることができるでしょう。
また自分はどんな気質で生まれてきて、どの部分を助長させて、どの部分を抑制してきたか?なども深く知ることで、今後の生き方を前向きにより良いものにしていくことができます。

専門家を頼ることは勇気のいることかもしれません。
しかし、専門家ではない家族や友人に相談してもよい案件とそうでない案件があります。
それと、言葉の使い方、伝え方もちがいますから、仮に同じことを伝えようとしたときに、相手に誤解を与えてしまうこともありますから、ご相談は専門家、プロにすることをおススメします。

一か所ではなく自分に合うカウンセラーに出会うまでいろいろ試してみるのもいいとと思います。

よくあるケースで「一度行ったけど、よくわからなかった。もうカウンセリングなんか行かない」と結論づけてしまう人もいるようですが、カウンセラーにもいろいろな人がいます、いろいろな手法もありますので、一度であきらめないで、いくつか試してみてくださいね。

 

ご相談は少しの勇気から一歩踏み出すことです!