2012年7月の家族カウンセリング


★聴き上手は話上手

「わたし、人前で話せないんです」
「わたし、クチベタなんです」
「わたし、なにを話していいか、わからないのです」
こういうご相談も多いですね。
でも、みんな、話したいんですね! ほんとは話したいんです。
たくさん、たくさん、話したいんです。
本当は話したいこといっぱいあって、誰かに聴いてもらいたくて・・・・・・・
そう思っていますよね。
それが本当の自分です。

話す自信がなかったら、すぐに話せなかったら、最初に「聴く力」をつけてみて。
聴き上手になると話も上手にできるようになりますよ。
練習は自分自身と対話してみてね。
こころの中の二人の自分、誰にでもいる二人の自分と対話してみてね。

自問自答するの。聴き手と話し手になって、はじめましょう。
聴き手「きょうはなにがしたい?」
話し手「遊びに行きたい」
聴き手「どこへ?」
話し手「暑いから海がいいかな」
聴き手「海、いいね~ どんな場所のどんな海が好き?」
話し手「海外で、白い砂、透き通った水、穏やかな波・・・かな?」
聴き手「そうなんだ~ いいね、どうしてイメージしたの? 前に行ったの?」
話し手「そう、そうなのよ! ずっと前にね、1回だけ」
聴き手「へぇ~、いい思い出だったんだね? 聴いてもいい?」
話し手「うん、いいよ、聴いてくれるの!恥ずかしいけど言っちゃおう!」

こんな感じで、聴き手は相手に興味・関心をもってあげることが大切です。
あなたのことが知りたいって思えば、相手は話しやすくなるから、こころを開き、
聴いてくれるなら話して聴いてもらおうという気になります。
ある程度信頼関係ができている場合ですけどね。自分と自分なら信頼しているでしょ。
練習して話せるようになってくださいね。

ゆっくりでいい、少しずつでも前進していきましょう!