8月の家族へメッセージ


8月の家族へ

毎日暑い日が続きます。地球温暖化による地球規模の異常気象から起こる大雨や殺人的酷暑、頻繁に湧き出す台風、どこもこれも異常気象にしてしまった「私たち人間のしわざ」です。他の動物は自然と共存しています。ではなぜ、人間はこの点に置いてこんなにも愚かになってしまったのでしょう?

経済の高度成長による「人間の果てしない欲望」からでしょう。人類は過去何度も何度も戦争という愚かな争いを繰り返してきました。戦争の起きる理由も「欲望」からです。領地を拡大したい。そのために攻め入る。その繰り返しでした。結局自分たちのことしか考えていません。ほかはどうでもいいのです。

しかし、どこかに犠牲を出してしまうことは、それは「ひずみ」を招き、ひずみは被害者意識を生み、やがてそれを覆すために反社会的な行動をとるなど、全体としてはよくない結果を招きます。

家庭でもそうです。家族の中でひとりが権力を持ち、自分勝手なことをして、思うようにならないと怒りや無視をして自分の思いを通そうとする。そんなケースはたくさんあります。しかし、あってはいけません。

家族は互いの人権を尊重し合い、上でも下でもなく対等に、自分の気持ちや考えを伝える権利を持っています。お互いにです。えらいとかえらくないとかないのです。

地球も家族も一緒です。

多くの人はもう気づいていると思います。

気づいていても何もできないもどかしさを感じているかもしれません。

あるいは、まったく気づいていない人もいるでしょう。個体差があります。個体差は学習で埋めていきましょう。ゆっくりでもいい。本来の人間の役割、自然との共存を考えましょう。

自然と共存するためには、自己コントロールが必要です。

本能にまかせて欲望のままにやりたい放題だと地球は滅びます。

貴重な資源を分け合い、労力も分け合い、対価も分け合い、できるだけ格差のない社会づくりが必須です。

そういうシステムづくりから政府に取り組んでいただきたいものです。

格差や差別によるひずみは、まれに「誰でもよかった」という無差別殺人を起こしてしまうこともあります。恐ろしいですね。怖いですね。誰も悪くない、社会の良し悪しの基準がよくないのです。子や孫をもつマザーとしては誰も加害者にも被害者にもさせたくないです。

犯罪のない明るく健全な社会をつくるために、一番必要なことは、格差や差別をなくすことです。

競争ではなく「共創」です。勝ち負けでもない優劣でもない、みんな大切なひとり。この世に生まれたすべての人は誰でも自分の社会的役割を持っていて、なにをやっていても格差のない対価(報酬)をいただき、互いに分け与えるシステムをつくることが早急に必要なことです。

子どもが夏休みのこの時期に、家族で地球のこと、自然と共存する意味や必要性を話し合う機会にするといいですね。

えっ?どうやって話せばいいの?という方は、早めのご相談を!