2014年9月の家族カウンセリング


★思春期の子ども 夏休み明けの変化に気づいて!!

夏という季節が人のこころを開放的にすることは確かです。
中学2年、高校2年、「2年の夏」はとくに気持ちが緩んでしまうことがあります。
学校にも慣れて、友達も増えて、仲間もできて、家族と行動を共にするより
仲間とつるんでいることに共感や安らぎを求めたりする、そんな時期でもあります。
それもひとつの成長過程なので決して悪いことではないのですが、場合によっては、
危険なこともあります。
それは、子ども同士が誠実で対等なつきあいをしているかどうかです。
上下の関係がないか?自己主張と自己抑制のバランスはとれているか?脅かされていないか?
あるいは脅していないか?反社会的なおとなとつながっていないか?
親はそこを見守ってあげてください。

急に態度が変わった、口数が減った、目を合わせない、親の問いかけに答えない、などの
変化は思春期にはあることですが、思春期特有のものなのか?ちがう理由でそういう態度
なのか見極めてください。
だからと言って、いきなり疑いの目で疑うような言い方をしては逆効果です。
子どもにとって、親から疑われるくらい悲しいことはないのですから。

いつも、普段から信じて見守る姿勢が親には必要ですね。さりげなく信じていることを
子どもが「信頼されている」と感じられるように接してあげてください。
難しかったら早目にご相談ください。