こころと自然治癒力


こころと自然治癒力

「健康な人でも毎日癌(がん)細胞が発生している!」と聞くとビックリですが本当だそうです。
それではいつ「癌になるの?」と大変不安になりますがご安心ください!私たちの体には素晴らしい機能が備わっているのです。

自然に治る?

自然治癒力とは自己治癒力のことで人間や動物など生き物に本来備わっている力でケガや病気を自ら治す力、この機能の中には「自己再生機能」と「自己防衛機能」があります。

生き物のからだが傷などの損傷を負ったときに、薬などを使わずに、これをからだの中から自然に治す力を 「自己再生機能」といいます。
野生の動物などはまさにその治癒力で生き残っていくのですね。
また「自己防衛機能」とは、いわゆる「免疫力」のことで、からだの外部から侵入してくるウィルスや細菌類と戦う機能を指します。これがなかなかの優れものです!
この防衛機能に代表される免疫機能を担っているのはリンパ球(NK細胞・B細胞・T細胞)などが挙げられます。
なかでもよく知られたナチュラルキラー細胞(NK細胞)は癌などの腫瘍細胞やウィルス感染細胞の根絶に携わっているのです。
たとえば、人が転んで足に擦り傷をつくってしまったとします。
血が出てその傷口から細菌が侵入してきます。
人間のからだはこの二つの機能を駆使して必死にからだを守り組織を再生させます。
実によくできていますね。

では、このように素晴らしい防衛・再生機能を高め有効に使う方法はないのでしょうか?
あります!そのひとつは「笑う門には福来る」ということわざがあるように、お金のかからない健康法で 「笑う」ことなんです。
自己防衛機能の代表選手NK(ナチュラルキラー)細胞は「笑うこと」で増えるとされています。
つまり、よく笑う人ほど健康であると言えますね。 フェアリーではこの笑いの効果を使った「スマイル療法」をやっております。

ここにひとつの実話を紹介します。

白血病の少年が奇跡的に治ったというカナダの実話がありました。
末期の脳腫瘍に冒されたその少年は、有名な昆虫学者に「青い蝶モルフェオに会わせて」と頼みます。 しかし、その探索中に、少年を背負っていたその学者が、蛇にかまれるという災難にあいました。 「1時間以内に血清を打たないと死んでしまう。歩け!」学者は背負っていた少年を放り出し、自分で生きていくことを彼に命じました。
少年はただひたすら意地で歩き出しました。昆虫学者はなんとか血清を得て一命をとり留めました。 自然治癒力(自己治癒力)とはこういう場面で働くのです。
少年はみるみる回復し死なずに20歳の今も元気に暮らしてるそうです。
(癒しの環境研究会より抜粋)

このように人間に本来備わった能力には生きるための素晴らしいパワーが存在するのですね。
しかし、世の中には非常に残念なことにこの機能(能力)を低下させている人がいます。
それが物事の受け取り方、捉え方をいつも悪い方に考えてしまうネガティブ思考なんですね。
よく耳にするプラス思考(ポジティブ思考)、マイナス思考(ネガティブ思考)がそれです。
「どうして、ネガティブじゃいけないの?」か、といいますのは、ある事実(物事)の受け取り方、捉え方を いつも悪い方に考えてしまうということは、たとえば新規のことにチャレンジするとき、「できる」ものでも「できっこない」と決めつけてしまったり、病気も「治る」ものでも「治るわけがない」とあきらめてしまうので、できる可能性を自ら潰してしまうからなのです。

この否定的なことばを何度も使い、何度もイメージすることで潜在意識に暗示がかかり、知らず知らずに脳に命令を出します。脳ではいろいろなホルモンや神経伝達物質の分泌を司っていますので、その命令に従い実際に分泌物の不安定を起こします。

ここからは身体に影響が出始めます。 たとえば、不安が緊張を引き起こし血管を収縮させ血圧を上げ、はげしい動悸が起こり・・・というように 症状として表れるのです。
そして体の機能を狂わせ、自然治癒力も衰えるわけです。

ではその逆に事例のように「絶対にあきらめない気持ち」は生きることへのポジティブ思考です。
「治るんだ」「生きるんだ」と強く思い、毎日何度も何度も繰り返しイメージすることで、潜在意識に良い暗示がかかり、自律神経など安定させ、体内の機能も有効に高まり結果的に良い方向に向かうのです。

ミラクルパワー

人間の脳の力、自然治癒の力は本来備わっている素晴らしい力(ミラクルパワー)です。
これを生かすも殺すもあなた次第だということを忘れないでくださいね。
「こころとからだの関係」のコラムでもお話したように、この密接な関係を認識することで危機を回避し、幸せな人生を歩むことができます。
どうか「こころ」をポジティブに「自然治癒力」を高めてくださいね。

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